国際物流プラットフォームを開発・運営するWillboは2月1日、新たに日本初の海上コンテナ手配専用サービス「Container EC(コンテナ イーシー)」を提供開始したと発表した。
同サービスは、海上運賃の低迷や製造工程の遅れ、本船の抜港など海上輸送の課題に対処するために開発した。船会社のコンテナスペースをリーズナブルに利用でき、業界を問わず、荷物を輸出したい荷主様や物流事業者、フォワーダーなどが海上コンテナを直接発注することが可能。同社によると、こうしたサービスは日本で初めて。
近年、国際物流分野では、スエズ運河の航行見合わせや新型コロナウイルスなど、外部環境の影響を受けやすい状況が続いている。特に海上輸送は、コンテナ価格の急激な変動やスケジュールの乱れなどに影響を受けやすく、海運市況の混乱につながるという課題がある。
そこでWillboxは、データベース化された船会社の情報をオープンにし、誰でも直接、海上コンテナを発注することができる新しいサービス「Container EC」を開発した。
「Container EC」は、海外向けの航路は1070、1938ルートを網羅しており、各船会社の本船スケジュールや海上運賃を一覧表示、船会社のコンテナスペースを直接押させえることができるのが特徴。スケジュール別・金額別・船会社別に絞り込み検索も可能で、共同購買による物流費の削減にも貢献する。