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兵機海運/4~12月の売上高21.4%減、営業利益30.4%減

2024年02月13日/決算

兵機海運が2月13日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高113億4500万円(前年同期比21.4%減)、営業利益5億1100万円(30.4%減)、経常利益5億8000万円(27.3%減)、親会社に帰属する四半期純利益5億1600万円(9.2%減)となった。

海運事業のうち、内航事業の売上高は52億500万円(2.3%増)、営業利益は2億5800万円(35.0%増)となった。油糧・飼料関係を中心とした料金改定の効果が増収に寄与。利益面では、運航コスト管理経費が増加するも、自社所有の船舶や艀を効率的に運航することで利益率の向上に努めたことが、利益を押し上げた。

外航事業の売上高は10億700万円(63.3%減)、営業利益は7300万円(72.2%減)となった。同事業では、前年度に収益面で主力となった建機類の輸送契約が終了したことから、今年度は従来からの航路である中国、韓国、台湾の東アジアに加え、中国経由、中央アジア向け三国間輸送のスポット案件の受注に注力した。

港運・倉庫事業のうち、港運事業の売上高は39億3500万円(26.5%減)、営業利益は1億2500万円(17.0%減)となった。売上高は、前年度高騰していたコンテナ海上運賃が半減したことに加え、円安傾向の影響による輸入貨物の減少、また船社費用等の一部取引について従来売上高として請求していたものを2023年10月以降に立替金として請求することとした影響から減益になった。

倉庫事業の売上高は11億9700万円(4.4%減)、営業利益は5400万円(57.4%減)となった。神戸地区では港運事業の輸出入貨物の取扱いが減少したことと連動し、荷役作業や付帯作業の収入が減少。姫路地区では鋼材の取扱量が減少したことにより、それぞれ一般倉庫での売上が伸び悩んだ。また、2023年11月に新設した危険物倉庫の償却費を始めとする管理経費が増加し、営業利益を押し下げた。

通期の連結業績予想については、子会社の解散に伴い2024年3月期(通期)から非連結決算に移行するため、開示していない。新たに発表した個別通期業績予想は、売上高145億円、営業利益5億5000万円、経常利益6億3000万円、当期純利益4億4000万円となっている。

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