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コーセー/250~300億円投じ、南アルプス工場第一期建設開始

2024年02月14日/生産

コーセーは2月14日、山梨県南アルプス市に予定している新たな生産拠点に関し、名称を「南アルプス工場」とし、2024年7月に着工、2026年2月の竣工を目指し、第一期の建設を開始すると発表した。

<南アルプス工場 2026年完成イメージ>
20240214cose1 - コーセー/250~300億円投じ、南アルプス工場第一期建設開始

<別角度から>
20240214cose2 - コーセー/250~300億円投じ、南アルプス工場第一期建設開始

国内外で拡大する化粧品需要に応え、高品質で競争力のある製品を確実かつタイムリーに供給するために、国内生産工場3拠点目となる南アルプス工場を建設することを2019年4月に発表した。

その後、新型コロナウイルスなどの影響も重なり、化粧品市場では“くずれないメイク”などの新たな機能的価値のある化粧品が求められるようになった。さらに、男性が化粧を取り入れる習慣も広がり、今後も市場の拡大が見込まれる。ほかにも、「身だしなみ」としてだけでなく、自分自身の心の満足感や自信、自己表現のために化粧をするという新たな文化も見られるようになり、消費者ニーズの多様化がますます加速している。

そのため、当初予定していた大量生産型工場からコンセプトの抜本的な見直しを行い、需要の質的変化に応じることのできる柔軟な生産体制を備え、将来の需要の量的変化にも臨機応変に対応可能な、多品種生産工場として稼働させていくことを決定した。

ISO22716(化粧品GMP)に準拠した生産体制と万全な品質保証体制で、高品質なモノづくりを実現する。まずは第一期の建設として、2024年7月に着工し、2026年2月の竣工、2026年上期中の稼働を目指す。また、今後も事業拡大を見据え、第二期以降の建設へも対応可能な仕様とする予定だ。

もうひとつの大きな特長として、南アルプス工場では、「美しい知恵 人へ、地球へ。」という同社の企業メッセージに基づき、「人」と「地球」の双方に向き合い、広く人に寄り添いながら環境保全を通じて水資源や森林などの自然環境に配慮するなど、サステナブルな要素を取り入れた工場として整備する。

■南アルプス工場の概要
建設地:山梨県南アルプス市野牛島
敷地面積:11万1525m2
主要用途:化粧品工場(多品種 スキンケア製品中心)
【第一期建設】
延床面積:3万9300m2
計画概要:地上3階 S造
従業員数:300名程度
投資額:250~300億円
着工予定:2024年7月
竣工予定:2026年2月
稼働予定:2026年度上期

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