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プロロジス/岩手県北上市近郊に5.5万m2のマルチ型物流施設

2024年02月14日/物流施設

プロロジスは2月14日、岩手県胆沢郡金ケ崎町で地上2階建て延床面積約5万5000m2のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎」を開発すると発表した。

<「プロロジスパーク北上金ケ崎」完成予想パース>
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「プロロジスパーク北上金ケ崎」は、プロロジスにとって岩手県内で2023年11月に竣工した「プロロジスパーク盛岡」に続く2件目のマルチテナント型物流施設。着工は今年6月着工、竣工は2026年1月を予定している。

開発地は、東北を縦断する東北自動車道「北上金ヶ崎IC」に隣接しており、南北に物流の大動脈である東北自動車道や国道4号、東西に秋田自動車道が交わる北上市との境に位置している。

東北各地域へアクセスしやすく、盛岡市へ60分、仙台市へ90分、秋田市へ120分で到達可能な東北広域配送の拠点として適した立地で、東北新幹線「北上駅」から車で15分(10km)、東北本線「金ケ崎駅」から10分(6km)とアクセスしやすく、雇用にも有利な環境。

開発地の10km圏内に3つの工業団地があり、半導体や日用雑貨、自動車のメーカー等の生産・物流拠点が立地していることから、生産工場から東北地方広域への物流拠点や、サプライヤーの門前倉庫としての需要を見込んでいる。

また、4月から適用されるトラックドライバーの時間外労働の上限規制によって、東北エリアでも既存の物流ハブである仙台から北東北等への当日中の往復が困難となるが、「プロロジスパーク北上金ケ崎」からは3時間以内に南は福島県北部、北は青森県南部まで到達が可能で、東北広域を当日中に往復できることから、「2024年問題」対策として新たな在庫拠点の役割を担うことができる。BCP(事業継続計画)の観点からも、仙台エリアに次ぐ物流拠点としてのニーズが見込まれる。

<位置図>
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建物は地上2階建てのメゾネット型で、1・2階を縦に利用できる施設とし、荷物用エレベーターで迅速な荷捌きを可能にする。1棟最大の賃貸面積は5万2000m2、最小面積は5000m2から賃貸可能で、最大6企業が入居できる計画となっている。

1階には64台が着車できるトラックバースと、プロロジス初となる2つの屋内車路を設け、天候に左右されないスムーズなアクセスと荷捌きを実現する。

また、寒冷地・積雪対策として、施設の雨どいに融雪ヒーターを整備する予定のほか、プロロジスが除雪サービスを提供し、外構スペースの利用に干渉しない雪置き場を設けることで、降雪時にも安全で機動性の高いオペレーションを可能にする。敷地内の動線は、安全性に配慮しすべて一方通行とする。

このほか、「プロロジスパーク北上金ケ崎」ではESG推進・環境負荷低減への取り組みとして、倉庫内に通常のLED照明比で電力使用量を半減できる高天井用センサー付きスマートLED照明(プロロジス共同開発)を設置する予定で、施設屋根面には太陽光発電設備の設置を検討。

防災、BCP(事業継続計画)の対策としては、緊急地震速報システムや、災害用無線機「ハザードトーク」の導入、停電時でも共用部の電力を72時間程度維持する非常用発電機、断水時に利用可能な組み立て型簡易トイレの設置を計画している。

■「プロロジスパーク北上金ケ崎」概要
建設地:岩手県胆沢郡金ケ崎町六原土井道合、後平地内
計画敷地面積:約7万8500m2(約2万3500坪)
計画延床面積:約5万5000m2(約1万7000坪)
構造:地上2階建て、鉄骨造
着工予定:2024年6月
竣工予定:2026年1月

プロロジス/岩手・北上金ケ崎でマルチテナント型物流施設を起工

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