ジャパン マリンユナイテッド（JMU）は3月12日、横浜事業所で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「STAR EXPLORER（スター エクスプローラー）」を同月8日に引渡したと発表した。
＜STAR EXPLORER＞
同船は、次世代パナマックス型バルクキャリアー「G-Series 8万800DWT型（G81BC）」の発展形となる「J-Series 8万2400DWT型（J82BC）」の第15番船として開発された船舶。
従来船と同じ船体要目を維持しつつ、最新規則（Common Structural Rules for Bulk Carriers and Oil TankersやNOx（窒素酸化物）排出規制のTierIIIなど）を折り込んだうえで、「Super Stream Duct」、「SURF-BULB」、「ALV-Fin」といった独自の省エネ技術を採用し、載貨重量の増加と燃費低減を両立している点が最大の特徴となっている。
また、温室効果ガス排出規制であるEEDI（エネルギー効率設計指標）に対してはPhase2レベルを達成しており、環境に配慮しているほか、新騒音規則にも配慮した低風圧居住区を採用し、実海域性能を向上させている。
■「STAR EXPLORER」概要
全長：229.0m
全幅：32.26m
深さ：20.20m
喫水：14.55m
載貨重量：8万2362トン
総トン数：4万4618
主機関：MAN B&W 6S60ME-C8.5-EGRBP ディーゼル機関1基
航海速力：14.5ノット
定員：25名
船級：NK
船籍：パナマ
