商船三井は3月18日、パラグアイへの消防車両等の輸送協力を通した功績が評価され、同国のルベン・ラミレス・レスカノ外務大臣から同社の池田 潤一郎会長へ、「ドン・ホセ・ファルコン」国家功労勲章が同月11日付で授与されたと発表した。
<左からルベン・ラミレス・レスカノ外務大臣、秋本 敏文 日本消防協会会長、商船三井 池田 潤一郎会長、ラウル・フロレンティン・アントラ駐日大使>
日本消防協会では、パラグアイのボランティア消防団体に対して、日本国内で一定期間使用され更新対象となった消防車両等を在日パラグアイ大使館を介して寄贈している。
商船三井では、2010年から寄贈する車両の海上輸送に協力しており、これまで合計19度、133台を輸送した。
これらの車両は、同国での自然災害や火災、事故等の際の救援インフラとして、人々の安全維持や生命を救うことに寄与しており、両国の友好関係を反映したものとして、日本消防協会 秋本敏文会長と同時に今回の受章につながった。
池田会長は受章の挨拶で、パラグアイ、在日パラグアイ大使館、日本消防協会の関係者への敬意、そして感謝の意を表すると共に、今後も本輸送を通してパラグアイ社会に継続して寄与していくことを表明した。