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オークラ輸送機、PALTAC/段ボールの天面切断装置で技術提携

2024年03月25日/IT・機器

オークラ輸送機とPALTACは3月25日、段ボールケースの天面(上ぶた)切断装置の実用化に向け技術提携(ノウハウライセンス契約)を締結したと発表した。

<PALTACの物流センターで稼働する段ボールの自動開梱装置>
20240325paltac - オークラ輸送機、PALTAC/段ボールの天面切断装置で技術提携

PALTACが開発した段ボールケースの自動開梱装置をオークラ輸送機が製品化し、製造・物流現場の省人化を推進するソリューションとして提供していく。

自動開梱装置は、ケース天面を切り落とせるカッター刃をロボットハンドに装着し、ロボットアームが人に代わって切断していくもの。PALTACが独自開発したカット機構により、ケース天面を確実に切り落とす。ケース内の物品を傷付けることなく、高速で多種多様なサイズや形状のケース天面のカットができることが大きな特長だ。

自動開梱装置は、カッター刃付きロボットハンド、ロボットアーム、供給コンベヤでシステム構成され、切断した天面の自動除去機構や替え刃のオートチェンジ機構も備えている。処理能力は400ケース/時。

現在、工場や倉庫の荷役作業を自動化する取り組みは、産業界の大きな流れになっている。こうした中で、手作業主体で行う段ボールケース開梱作業の自動化を実現する自動開梱装置は新たなソリューションとしての需要が見込めるとともに、人手不足対策、従業員の危険作業からの回避、物流の2024年問題の解決策など、社会的な課題解決に役立つ。

PALTACのノウハウを活用し、製造・販売はオークラ輸送機が担う。オークラ輸送機では、汎用モデルとして製品化するため、PALTACの物流センターで稼働する装置に改良を加え、10月1日を目途に販売を開始する予定だ。

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