ショーエイコーポレーションは3月25日、⼤阪府障がい者雇⽤貢献企業(⼤阪府ハートフル企業)顕彰で「ハートフル企業⼤賞(令和5年度)」を受賞し、吉村 洋文 大阪府知事から表彰状を受領したと発表した。
<左から吉村 洋文 大阪府知事、ショーエイコーポレーション 芝原 英司 社長>
この顕彰制度は、障がい者の雇用の促進等に関し、特に優れた取り組みをしている事業主を顕彰し、その功績を讃えるとともに、広く府民に周知し、障がい者雇用の一層の拡大を目指すもの。
同社では、職場環境・人的サポート体制・キャリアアップ・雇用管理など、障がい者の職場定着のための多岐にわたる取り組みを行っており、障がい者主体の組織体制となっているほか、全従業員を対象に障がい者雇用の意義や目的等について研修を開催し理解を深めるなど、会社全体として障がい者雇用を推進している点が⾼く評価された。
作業環境面の整備としては、ピッキング通路幅を拡張し、2車線展開することで渋滞緩和やスムースな運行を可能にし、作業効率と安全性の向上を図っている。
また、見やすい頭上での棚番の掲示や、ピッキング台車と梱包台の天板の高さの調整による作業の効率化と簡便化、梱包台にローラーをはめ込み改良することで腕力の省エネ化を図るなど、制約や制限のある障がい者スタッフだけではなく、作業者全員に優しい作業環境を提供しており、整備・改善を継続して実施している。
同社で働く障がいのある従業員は、4月に20名となる。今後も同社では、障がいのある従業員の収入による経済的自立と、仕事を完結することでやりがいや達成感を味わうことによる精神的自立の双方での自立を実現できる組織づくりを進めていくとしている。