郵船ロジスティクスは3月26日、中国法人のYusen Logistics（China）が、中国湖北省鄂州市に合弁会社を設立し、鄂州花湖空港での貨物ターミナル事業に参入すると発表した。
＜鄂州花湖空港の全景（イメージ）＞
鄂州花湖空港は2022年7月に開業し、全面開業時の航空貨物取扱量はアジア最大級となることが期待される航空貨物のハブ空港。
武漢市の天河空港や河川港、鉄道駅などへのアクセスが良好なことに加え、中国主要都市へのアクセス性も高く、中国湖北省の湖北国際物流核心枢軸プロジェクトを牽引する空港として、天河空港とともに湖北省の「世界へとつながる空の道」（空中出海口）作りを目指している。
Yusen Logistics（China）は、2021年に湖北大道衆採進出口鄂州花湖空港服務との間で合弁会社の鄂州日郵大道衆採物流（EYDL）を設立し、2025年5月から鄂州花湖空港で貨物ターミナル事業と貨物チャーター手配事業を順次開始する予定。
3月24日には貨物ターミナル建屋の起工式が行われ、在中国日本国大使館 金杉憲治特命全権大使や中国政府関係者列席の下、鍬入れ式などが行われた。
＜起工式＞
＜郵船ロジスティクスの永溝 香織 執行役員（左から3番目）、在中国日本国大使館 金杉 憲治 特命全権大使（同4番目）＞
Yusen Logistics（China）は、鄂州花湖空港での貨物ターミナル事業参入を通じて、中国の中心部に位置する湖北省を中継基地とした新たな輸送モデルの開発や、海上貨物・航空貨物・鉄道を活用した複合輸送や倉庫拠点の提案などに取り組んでいくとしている。
