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SBSHD/EV改造を加えた中古2tトラックの試験走行を実施

2024年04月08日/IT・機器

SBSホールディングスは4月8日、IATおよびヤマト・インダストリーと協業し、EVに改造した中古2tトラックの試験走行を3月18、19日に愛知県幸田町の「幸田サーキットyrp桐山」で実施したと発表した。

<改造中の中古2tトラック>
20240408sbs1 - SBSHD/EV改造を加えた中古2tトラックの試験走行を実施

<中古2tトラックの試験走行>
20240408sbs2 - SBSHD/EV改造を加えた中古2tトラックの試験走行を実施

試験走行では、廃棄予定であった2012年式いすゞ2tエルフを使用した。IAT社およびヤマト・インダストリー社が、この車両のディーゼルエンジン部分を2台のバッテリー(合計 84kwh)とモーターに換装しEV先行試作車に改造。荷台を取り外した状態でサーキットコースを周回しながら走行性能や安全性の検証を行った。

今後はこの先行試作車を用いて荷物積載状態での走行性能等の確認を行い、型式認証を取得する予定。また量産化に向けて、今回の試験結果を踏まえ、使用開始から 10年以上が経過したいすゞエルフも含め、三菱ふそう 1.5tキャンターのEV改造を行い、SBSグループにおけるEV化比率の拡大を進めていくとしている。

なお、SBSグループは、2023 年からラストワンマイル用1tバンの導入を本格的に開始し、2024年度は新たに約100台のEV導入を予定するなど、サステナビリティ目標達成に向けて、車両のEV化を積極的に推進している。今後さらにEV車両の保有比率を拡大するにあたり、投資負担を軽減し、長期間使用後の中古トラックを有効活用する観点から、今回、同社グループ会社が所有する車両をEVに改造し、実用化するためのテストを行ったもの。

量産を前提とした小型ディーゼルトラックのEV改造は、国内初の取り組みとなる。

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