井本商運は4月25日、同月に神戸港新港東埠頭に導入された陸上給電システムから、200TEU型コンテナ船「まや」の船内へ非化石電力を受電したと発表した。
停泊中の船舶での照明や空調などに必要な船内電力は、これまで船内発電機(重油)から給電を受けていたが、陸上からの電力供給(非化石電力)に切り替えることで、船内発電機を止めることができ、年間15トンのCO2の削減効果が見込まれる。
また、CO2削減だけではなく、停泊中の船内居住環境の改善や、岸壁周辺地域への騒音の解消、発電機運転時間の短縮など、さまざまなメリットを享受できる。
神戸港新港東埠頭に導入された陸上給電システムは、脱炭素化の機運が高まるなか、神戸港が世界から選ばれる港になるために、カーボンニュートラルポート(CNP)の形成に向けた取り組みとして、神戸市が整備したもの。
井本商運、Marindows/次世代ゼロエミ内航コンテナ船PJ開始