国土交通省は11月5日、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素・アンモニアの受け入れ環境整備などカーボンニュートラルポート(CNP)形成に関する取り組みを評価・認証する制度で、「大阪港夢洲コンテナターミナルC10,C11,C12」と「八戸港多目的国際物流ターミナル」の2ターミナルを新たに認証した。
<新たに認証されたターミナルと認証レベルなど>
| 港・ターミナル名 | 認証レベル | 各レベル取得要件 | ターミナルの取り組み状況 | 推奨項目(+)の詳細 |
| 大阪港夢洲コンテナ ターミナル C10,C11,C12 | レベル2++ | 港湾脱炭素化推進計画作成 | 〇 | ◎管理棟の省エネ◎カーボンオフセットの取り組み |
| インバータ制御方式のガントリークレーンの導入 (導入率10%以上) | 導入率100% | |||
| 低・脱炭素型トランスファークレーン・ストラドルキャリアの導入 (導入率10%以上) | 導入率31% | |||
| LED照明の導入 (導入率10%以上) |
導入率100% | |||
| 八戸港 多目的国際物流ターミナル |
レベル1 | 港湾脱炭素化推進計画作成 | 〇 | – |
国交省では、CNP形成を推進する取り組みの一つとして、6月にコンテナターミナルでの脱炭素化に向けた取り組みの実施状況をレベル1~5の5段階で評価する認証制度 「CNP認証(コンテナターミナル)」の運用を開始し、これまでに5ターミナルを認証している。
新たに認証されたターミナルについては後日、所轄の地方整備局で認証書交付式を行う。
国交省/CNP認証(コンテナターミナル)制度創設後初めて5ターミナルを認証