飯野海運が5月7日に発表した2024年3月期決算によると、売上高1379億5000万円（前年同期比2.4％減）、営業利益190億6300万円（4.8％減）、経常利益218億円（4.5％増）、親会社に帰属する当期純利益197億4500万円（15.5％減）となった。
外航海運業では、売上高1149億4400万円（2.6％減）、営業利益は151億3900万円（3.1％減）となった。
このうち、大型ガス船においては、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受した。また2月にはクリーンエネルギーとして注目されるアンモニアを輸送し、さらに燃料として使用する二元燃料主機関へ換装可能な仕様である同社初のアンモニア運搬船が竣工した。
内航・近海海運業では、売上高101億1700万円（3.7％減）、営業利益は4億700万円（31.4％減）となった。
次期は、売上高1360億円（1.4％減）、営業利益154億円（19.2％減）、経常利益145億円（33.5％減）、親会社に帰属する当期純利益141億円（28.6％減）を見込んでいる。
