澁澤倉庫が5月10日に発表した2024年3月期決算によると、売上高734億1700万円（前年同期比6.5％減）、営業利益42億7100万円（12.7％減）、経常利益50億9100万円（12.9％減）、親会社に帰属する当期純利益37億2800万円（0.8％減）となった。
物流事業では国内貨物・輸出入貨物の荷動きはともに低調に推移し、エネルギー価格の高止まりや労働力不足等に起因したコストの増加が継続した。また、コンテナ不足等の海運市況の混乱、航空貨物スペースの供給制約が解消したことにより、海上・航空運賃の単価は前期との比較で下落したが、足元では下げ止まり、海上・航空運賃の単価水準は横ばいで推移している。こうした事業環境から、物流事業の売上高は676億6500万円（6.7％減）、営業収益32億7500万円（11.6％減）となった。
営業収益の内訳をみると、倉庫業務は180億8700万円（1.7％増）、港湾運送業務は64億2500万円（6.6％減）、陸上運送業務は319億6100万円（0.9％減）、国際輸送業務は79億9500万円（37.2％減）、その他の物流業務が319億400万円（9.6％増）となっている。
次期は、売上高780億円（6.2％増）、営業利益47億円（10.0％増）、経常利益53億円（4.1％増）、親会社に帰属する当期純利益41億円（10.0％増）を見込んでいる。
