澁澤倉庫は11月17日、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言に基づく自然関連財務情報レポートをコーポレートサイトに掲載したと発表した。
TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)とは、企業が自然資本や生物多様性に関わるリスクや機会を把握し、それらの影響を財務的な観点から情報開示するための国際的な枠組み。
レポートは、ネイチャーポジティブを達成するために組織が自然関連リスク等について報告・対応することを提言するTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに基づいた開示であり、自然資本と事業活動との関連を戦略的に把握し、企業価値向上を図るための重要な一歩となっている。
グループでは、循環経済への転換をマテリアリティの一つに掲げ、自然関連課題の解決に積極的に取り組んでいる。具体的には、物流事業での産業廃棄物の削減、リサイクル物流の促進に加え、TNFDのLEAPアプローチを活用した事業活動の自然依存度・影響度の分析等を進めている。
今後も同社事業の自然資本との関わりを可視化し、サプライチェーン全体を通じて自然関連課題解決への取り組みを継続的かつ先進的に進めることで、レジリエントな経営基盤の確立と持続的な企業価値の向上を図っていくとしている。
澁澤倉庫 決算/4~12月の売上高6.7%増、営業利益11.0%増