物流、農業など社会基盤のデジタル化を進めているYEデジタルは5月21日、世界的なマテハン機器メーカー、豊田自動織機と業務提携契約を締結したと発表した。
物流DXを重点領域に位置づけ、2024年問題をはじめとする社会課題を解決する狙い。
<両社のロゴ>業務提携内容は「システム開発」「サービスビジネス」「販売支援」。優れたマテハン機器(ハード)を提供する豊田自動織機と、倉庫自動化システム(ソフト)を提供するYEデジタルが組むことで、更なる物流DXを目指す。
業務提携の背景には、ECの利用拡大による物量の急増、市場ニーズに合わせた多品種小ロット・時間指定納品など、物流サービスのニーズが多様化していることが挙げられる。
少子高齢化による物流労働人口の減少や、2024年問題に代表される労働時間制限の影響で、物流に携わる人材不足も深刻化し、倉庫における自動化ニーズが急激に高まっていることから締結に至った。