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C&FロジHD/AZ-COM丸和HDに反対表明、顧客離反の懸念消えず

2024年05月31日/SCM・経営

C&Fロジホールディングスは5月31日、SGホールディングスによるTOB(株式公開買い付け)への賛同と、株主に対するTOBへの応募推奨を決議した。

また、AZ-COM丸和ホールディングスによるTOBに対して、反対意見を表明した。

SGHDによる提案は、C&FロジHDに寄せられた対抗提案のなかで提案価格が最も高額(5740円)であり、取引成立に向けた蓋然性、中長期での企業価値向上を見据えた戦略・施策のいずれの観点からも、他の対抗提案者やAZ-COM丸和ホールディングスによる提案内容と比較して優れていることから、SGHDを株式買付者に選定した。

AZ-COM丸和HDによるTOBについては、シナジーとして主張する「AZ-COM Matsubushi」での協業が食品卸や問屋の関与を低下させるものであり、C&FロジHDの大口顧客の離反を招く懸念があること、また、AZ-COM丸和HDに対して懸念に関する説明を求めたものの、懸念を払しょくするに足りる説明が得られなかったことから、自社の企業価値向上に資するものではないと判断した。

なお、AZ-COM丸和HDによるTOBについては、株主に対して公開買付けへの応募をしないよう、また、すでに応募した株主には公開買付けに係る契約の解除を行うよう求めている。

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