AZ-COM丸和ホールディングス(HD)が11月5日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1130億5400万円(前年同期比11.4%増)、営業利益60億6800万円(40.2%増)、経常利益62億6900万円(36.0%増)、親会社に帰属する当期純利益39億9100万円(40.2%増)となった。
物流事業のうち輸配送事業では、ラストワンマイル事業においては、ネットスーパー事業における一部取引先の業務縮小や既存取引先の稼働台数減少が影響した結果、売上高は190億3600万円(4.6%減)となった。
EC常温輸配送は、新たな取引先の輸配送案件に加えて、センター間を繋ぐ幹線輸送数が堅調に拡大しいる。また、既存取引先との新たな輸配送サービスの稼働開始が寄与した結果、売上高は295億5700万円(10.8%増)だった。
また3PL事業では、EC常温3PL事業において、前期に開設した大手ネット通販会社向け物流センターの通期稼働および取扱物量の増加に加え、新たな物流センターの開設が寄与した結果、売上高は367億2900万円(22.5%増)となった。
低温食品3PLは、前期開設したスーパーマーケット向け物流センターの通期稼働に加え、商品単価の上昇や取扱物量の増加が寄与した結果、売上高は129億6400万円(9.6%増)だった。
医薬・医療3PLは、主要取引先であるドラッグストアの業容拡大に対応する新たな物流センターの全面稼働に加え、季節商品をはじめとする好調な取扱物量が寄与した結果、売上高は132億2600万円(14.1%増)となった。
これらの結果、物流事業における売上高は1115億1400万円(11.5%増)の増収だった。
通期は、売上高2200億円(5.6%増)、営業利益119億円(8.6%増)、経常利益120億円(3.2%増)、親会社に帰属する当期純利益73億円(0.3%増)を見込んでいる。
AZ-COM丸和HD 決算/4~6月の売上高11.2%増、営業利益65.8%増