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トラスコ中山/29か所目の物流センターを北名古屋市に開設

2024年06月07日/物流施設

トラスコ中山は全国で29か所目となる物流センター「プラネット愛知」を愛知県北名古屋市に開設、6月6日に上棟式を行った。最新の物流機器と約100万アイテムの在庫保有による、さらなる即納体制を強化を目指す。

<「プラネット愛知」完成予想図>
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プロが使うツール等を扱う同社では2024年問題など社会課題対応として、「ニアワセ+ユーチョク」(荷物詰合わせ+ユーザー直送)サービスを実施している。

これは、可能な限り複数のものをまとめて配送するサービスで、「プラネット愛知」では在庫アイテム数を約100万アイテム(現在の約2倍)に拡大し、一箱に詰め合わせ可能な商品の数を増やすことで、「荷分かれ」による出荷個数増加を抑える。

さらに、通常発生していた卸売業から小売店経由の配送を省略することで、サプライチェーン全体の効率を高め、納期、梱包資材、配送運賃、環境負荷、作業負荷の半減を実現する。

<位置図>
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「プラネット愛知」は、JR名古屋駅から約10km(車で20分)、名古屋高速「春日IC」から約1.7km(車で6分)の利便性の高い立地。延床面積は8.8万m2、4階建て。

高速自動梱包出荷ラインを導4ライン入し、1時間に約3000個の全国出荷が可能となる。

愛知県に物流センターを設置することで、東京-大阪間の長距離配送削減に貢献し、ドライバー担い手不足や時間外労働の上限規制、カーボンニュートラルなどの課題に貢献する考えだ。

■施設概要
名称:プラネット愛知
所在地:愛知県北名古屋市名古屋19街区1~39-4他
アクセス:名鉄犬山線 西春駅から2.5㎞
敷地面積:4万1634m2
延床面積:8万8579m2
建物構造:複合構造(柱RC 梁S構造)、免震構造
階数:倉庫4階、事務所4階
能力:出荷行数 10万行/日、保管点数 100万アイテム
竣工:2025年1月
稼働:2026年7月予定
設計・施行:大成建設

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