霞ケ関キャピタルは7月30日、愛知県名古屋市で冷凍自動倉庫「(仮称)LOGI FLAG TECH 名古屋Ⅰ」を開発するプロジェクトが始動したと発表した。
延床面積は約2万1620m2。秋に着工し、2026年春竣工を予定している。
今回開発する新しい倉庫は、「冷凍冷蔵」に「自動化」の要素を加えたもの。
2030年のフロン規制に向けた冷凍冷蔵倉庫の設備投資、冷凍食品の消費増加による冷凍冷蔵倉庫の需要拡大、「2024年問題」に起因する労働力不足、就業者の高齢化など、物流業界の課題に対応する。
中部エリアでは初めての拠点となり、「2024年問題」への対応策として国土交通省が提唱する中継輸送に適した立地。将来的には、首都圏と関西圏の輸配送の中継拠点として既存物件とのシナジー効果も期待しているという。
なお、このプロジェクトは霞ケ関キャピタルにとって、開発主体の特定目的会社に対するノンリコースローンによる資金調達が実現する初の案件。
地方銀行を中心とした7行が不動産ノンリコースローンを提供し、国内投資家複数社が出資者として参画する。
霞ケ関キャピタルは特定目的会社とアセットマネジメント契約、プロジェクトマネジメント契約を締結し、物流施設の開発、運用、売却等にかかるマネジメント業務を受託する。
■プロジェクト概要
プロジェクト名:(仮称)LOGI FLAG TECH 名古屋Ⅰ
所在地:愛知県名古屋市
アセットタイプ:冷凍自動倉庫(予定)
敷地面積:約7100m2
延床面積:約2万1620m2(予定)
着工:2024年 秋冬(予定)
竣工:2026年 春(予定)