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大和ハウス/大阪湾岸部に2棟のマルチ型冷凍冷蔵倉庫開発へ

2024年07月30日/物流施設

大和ハウス工業は7月30日、大阪湾岸部において2棟のマルチテナント型冷凍冷蔵物流施設を開発すると発表した。

<「DPL大阪舞洲」>
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<「DPL大阪南港Ⅰ」(イメージパース) >
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7月15日に大阪市住之江区で全館に冷凍冷蔵設備を導入したマルチテナント型物流施設「DPL 大阪南港Ⅰ」を着工した。また、同月31日には大阪市此花区において3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)に対応できる「DPL 大阪舞洲」を竣工する。

「DPL 大阪舞洲」と「DPL 大阪南港Ⅰ」は、冷凍食品の需要の高まりに伴うコールドチェーン(低温物流)に対応するため、冷凍食品から乳製品、野菜までを保管できる冷凍冷蔵設備を採用した。

また、トラックから積み荷を降ろすバースを2層構造にすることで、庫内温度を保てる仕様にした。設備では、メンテナンスや故障に備えて冷凍冷蔵設備の2系統制御を採用した。

<左が「DPL大阪舞洲」冷凍冷蔵倉庫のバース、右が「DPL大阪舞洲」冷凍冷蔵倉庫内 >
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「DPL 大阪舞洲」は8階建てのうち 1~4 階で-25℃から 5℃までの温度管理ができ、5~7 階では常温倉庫として機能するため、3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)に対応できる。「DPL大阪南港Ⅰ」では 1 階が 5℃~8℃、2~5 階で-25℃から 0℃までの管理ができる冷凍冷蔵倉庫となっている。

立地面では、「DPL 大阪舞洲」と「DPL 大阪南港Ⅰ」は、トラックや貨物船によるコンテナ輸送に適しているだけでなく、従業員の確保にも優れた立地。高速道路のICに近く、名古屋市まで約2時間30分(約180km)でアクセスできるなど広域輸送拠点として機能する。国際物流ターミナルが整備されている「大阪湾」に近接しており、「関西国際空港」および「神戸空港」も利用できる立地であるため、陸路輸送だけではなく、海路・空路輸送にも対応できる。

<左が「DPL 大阪舞洲」広域地図、右が「DPL 大阪舞洲」周辺地図>
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「DPL 大阪舞洲」は、阪神高速湾岸線「湾岸舞洲IC」から約1.5kmに立地するため、トラックによる広域輸送拠点としても機能する。また、施設の北側にはJR大阪環状線「西九条駅」から運行している大阪シティバスの停留所「舞洲東」があるため、施設で働く従業員の通勤環境も整っている。

<左が「DPL 大阪南港Ⅰ」広域地図、右が「DPL 大阪南港Ⅰ」周辺地図>
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「DPL 大阪南港Ⅰ」は、大阪市内より約10km圏内に位置し、阪神高速湾岸線「南港中IC」より約1km(約2分)、「南港南IC」より約1.1km(約2分)と高速道路へのアクセスが良い立地にある。さらに、Osaka Metro 南港ポートタウン線「南港口駅」より約100mで、施設で働く従業員が公共交通機関を使って通勤できる環境も整っている。

■概要
名称:「DPL 大阪舞洲」
所在地:大阪府大阪市此花区北港緑地 1-1-18
敷地面積:2万4731.17m2
延床面積:11万5989.48m2
賃貸面積:8万1712.84m2
構造・規模:鉄筋コンクリート造および一部鉄骨造、8 階建て
建築主: 大和ハウス工業
設計・施工:戸田建設
着工日: 2022年6月1日
竣工予定日・稼働開始日:2024 年7月31日
総事業費:約350億円

名称:「DPL 大阪南港Ⅰ」
所在地:大阪府大阪市住之江区南港東1-8-10
敷地面積:3万4372.20m2
延床面積:8万5799.87m2
賃貸面積:6万5414.61m2
構造・規模:柱が鉄筋コンクリート造、梁が鉄骨造からなる混合構造、5階建て
建築主:大和ハウス工業
設計・施工:フジタ
着工日:2024 年7月16日
竣工予定日・稼働開始日:2026年7月15日
総事業費:約580億円

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