ヤマトホールディングス(HD)と日本航空(JAL) とスプリング・ジャパンは8月1日から、羽田空港と新千歳空港および北九州空港間で、ヤマトグループが導入する貨物専用機(フレイター)の運航を開始した。羽田空港は、今年4月11日から就航している成田空港、新千歳空港、北九州空港、那覇空港に次ぐ5番目の就航地となる。
フレイターは、羽田空港を発着する国内唯一の貨物定期便として、旅客機が運航していない深夜帯に運航する。これにより日中の製品の生産時間、農水産物の収穫・水揚げ時間などを確保したまま、より遠方にスピーディー、かつ高鮮度で商品を流通させることが可能となる。
同日より新たなダイヤで運航を開始し、運航中の成田空港に加え羽田空港を午前中に出発する国際線旅客便ともスムーズに接続する。
両社はフレイターの活用により、安定的な輸送力確保とスピード輸送、海外を含めた輸送ネットワークを提供することで、生産者や事業者の商圏拡大や地域産業の活性化に貢献していく考え。
羽田空港への就航を記念して、同日就航記念お披露目会も開催された。
<左から、JAL 木藤祐一郎 執行役員、 ヤマト運輸 阿部珠樹 常務 、スプリング・ジャパン 上谷宏 取締役>
JALグループ/8月の国際貨物18.3%増、国内貨物14.0%増