三井不動産と伊藤忠商事は、物流不動産分野における協業に関する契約を締結した。
両社は、それぞれがスポンサーを務める三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(MFLP)とアドバンス・ロジスティクス投資法人(ADL)との合併 にともない、スポンサー間の協力関係を構築の上、物流およびインダストリアル不動産を中心とした不動産開発を共同で推進していく。
近年、物流業務を専門的に請け負う 3PL事業は拡大し、E コマース需要も継続して高水準で推移している。また、製造業や小売業などをはじめ、あらゆる事業分野において物流業務効率化・サプライチェーンの再構築を目指す動きも活発化しており、先進的物流施設の需要は今後も堅調に伸びていくものと考えられる。
これまで、三井不動産は、国内随一の不動産デベロッパーとして、「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)」を旗艦ブランドとし、国内外で多様な物流施設開発を手掛けるとともに、物流における DX 活用やイノベーション推進に取り組んできた。伊藤忠商事は、総合商社ならではの幅広い商流および物流ネットワークを活用し、「アイミッションズパーク(IMP)」を旗艦ブランドとして、国内で数多くのマルチテナント型物流施設や BTS 型物流施設の開発に取り組んできた。
両社は合併後の MFLP のスポンサーとして、両社の強みを掛け合わせ、物流不動産をはじめ工場やデータセンター等のインダストリアル不動産分野において、更なる協業の実現に取り組んでいくとしている。