サンリツが8月7日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高45億8400万円(前年同期比1.7%減)、営業利益1億3500万円(5.3%減)、経常利益1億8300万円(15.7%減)、親会社に帰属する当期純利益1億1500万円(24.0%減)となった。
売上高については、顧客の生産調整等の影響により工作機械の取扱いが減少したことに加え、中国子会社における大型スポット案件の遅れの影響により減少した。営業利益は、人材の確保を積極的に行ったことで販売費及び一般管理費が増加し減少した。
セグメント別では、梱包事業部門は売上高32億3000万円(4.3%減)、セグメント利益は半導体製造装置の輸出取扱いが好調に推移したことで3億3000万円(13.6%増)となった。
運輸事業部門では、前年大幅に減少していた医療機器の取扱いが復調し、小型精密機器の取扱いも好調に推移した。外注費の値上がり分について顧客への価格転嫁が進んだことで売上高6億4699万円(18.6%増)、セグメント利益5000万円(84.3%増)となった。
倉庫事業部門は前年増加した半導体製造装置及び工作機械の出荷待ち製品の保管が減少したことなどにより売上高6億4300万円(5.3%減)、セグメント利益1億1200万円(24.1%減)となった。
通期は、売上高205億円(5.7%増)、営業利益9億2000万円(6.3%増)、経常利益9億円(14.4%増)、親会社に帰属する当期純利益6億2000万円(8.3%増)を見込んでいる。