日本郵船は8月7日、筒井裕子 執行役員が国連グローバル・コンパクト(国連GC)主催のイベント「Forward Faster Now|Asia & Oceania」に参加したと発表した。
8月5・6日にマレーシアのクアラルンプールで開かれたもので、筒井氏はパネルディスカッション「Breaking Barriers~シニアマネジメントにおける女性参画を通したジェンダー平等の達成」に登壇した。
<中央が筒井裕子執行役員(C)UN Global Compact>
国連GCは、今年度から世界の各地域で「Forward Faster Now」と題した地域サミットを開催し、企業の持続可能な開発目標(SDGs)を2030年までに達成しようと、政財界から経営幹部を招き意見交換する機会を設けている。
女性リーダーの一人として筒井氏が招かれたパネルディスカッションは、シニアマネジメントにおけるジェンダー平等に対する認識の向上や、アジア・オセアニア地域の女性が直面する障壁・課題について理解を深めようとするもの。
筒井氏は、日本郵船のジェンダー平等への取り組みや、企業としてリーダー層におけるジェンダー平等を促進するための方針策定と実践などについて紹介。官民でのジェンダー平等推進のための環境整備などにも言及し、政府、企業、市民社会間のパートナーシップ強化の重要性について述べた。
<イベントの参加者たち(C)UN Global Compact>
日本郵船は国連GCの定める4分野(人権、労働、環境、腐敗防止)10原則の実践と、SDGsの達成に向けて取り組むとしている。