郵船ロジスティクスと郵船ロジスティクス北陸が、小松空港を出発し羽田空港を経由する国際航空輸送サービスを提案している。
<小松空港のキャラクター「こまQ」>
郵船ロジスティクス北陸が営業する北陸エリア(石川県、富山県、福井県)では、輸出貨物を航空輸送する際、太平洋側にある主要空港までトラックで輸送することが多い。
しかし近年頻発している悪天候や自然災害などが影響し、高速道路が通行止めになると、北陸エリアから太平洋側に向かう陸送ルートが限られてしまうことが課題だった。
そこで、小松空港を出発する国内線を利用し、羽田空港を経由する輸出航空貨物輸送を提案。小松空港は悪天候によるクローズが少なく、安定した輸送力を確保でき、トラック輸送の代替手段として有効だという。
郵船ロジは、物流の2024年問題対策としてドライバーの時間外労働時間の上限規制に対応できるだけでなく、効果的なBCP対策にもなるとしている。
なお、小松空港が位置する石川県では、県が主体となり、小松空港の活性化を推進。小松空港を利用して国際輸送する北信越地方の荷主に対して助成制度も設けている。
助成に関しては石川県 企画振興部空港企画課(TEL:076-225-1338)へ。