プロロジスは8月27日、自動フォークリフトの開発を行うスタートアップ企業、ハクオウロボティクスと資本業務提携を締結したと発表した。
これによりハクオウロボティクスは、自動フォークリフトの開発・販売・サポート体制を強化。物流現場での実運用開始を2024年11月に予定し、2025年以降の増産・普及を目指す。
<自動フォークリフト「AutoFork」>
ハクオウロボティクスは、人が物を運ぶ手間をなくして物流作業を革新するというミッションのもと、最初の製品となる自動フォークリフト「AutoFork」を開発。
納入してすぐ現場で使えることや、スムーズで正確な動きを実現した高精度制御、複数パレットを一括認識し自動で取得・搬送できる機能を備えていることなどが特長だ。
<特長のパレット認識技術>
特に、複数の整列していないパレット位置を一括で認識する高精度の認識技術を搭載した点では、作業時間の大幅な削減を実現する。
この自動フォークリフトの開発・実験の場としてハクオウロボティクスは、プロロジスが運営するインキュベーション施設「inno-base TSUKUBA」に2023年10月から入居している。
プロロジスは、実証実験協力企業の紹介や、神奈川県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク横浜鶴見」での走行実験をサポートしてきた。
入居企業との資本業務提携はこれが初めてとなる。プロロジスとしては、自動フォークリフトの普及を後押しし、物流業界の省人化および「物流の2024年問題」解決にも寄与したいという。