西濃運輸は8月29日、オプティマインドと共同で9月から来年2月まで、配送業務改善プロジェクトの一環として、一部配達店所で配送ルート作成における自動化の実証実験を始めると発表した。
ドライバーの時間外労働の厳格化による輸送効率の低下やコスト上昇、労働人口減少に伴う人手不足などの課題に対し、配送領域の効率化に向け、約20%の配達時間削減を目指す。
具体的には、西濃運輸の配達情報管理アプリ(カンナビ)とオプティマインドの自動配車クラウドLoogiaをAPI連携し、配送計画の連携を実施する。
これまで西濃運輸は、カンナビを利用しているものの、配達コース順はドライバーの経験によって決めており、属人的な運用となっていた。
API連携により、AIやアルゴリズムを使用した配送ルートの作成業務を自動化することで、ルート作成の効率化、配送時間やCO2の削減を目指す。
物流の2024年問題もあり、新人ドライバーでも最適な配送ルートを組めるようにしたいという。