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SBS東芝ロジ/包装コンテストで部門賞、輸送効率向上へ容積小さく

2024年08月29日/3PL・物流企業

SBS東芝ロジスティクスは8月28日、日本包装技術協会主催の2024日本パッケージングコンテストで「工業包装部門賞」を受賞した。このコンテストでの入賞は22年連続となる。

今回受賞したのは、リチウム電池の輸送効率向上のため、100%リサイクルEPS(発泡スチロール)を活用して包装容積を極限まで縮小した事例。

<リチウム電池の包装事例>20240829sbstoshibalogi - SBS東芝ロジ/包装コンテストで部門賞、輸送効率向上へ容積小さく

事例のリチウム電池の場合、トータルロジコストの大半は海上コンテナ輸送で、最大積載化(33%向上)を目標に、包装容積を縮小するため緩衝材の厚みを極限まで小さくした。

電池の突起と段ボール箱内側との隙間を縮小することで、輸送の品質を確保しながら、輸送コストと輸送CO2排出量をそれぞれ25%削減できたという。

ただし包装容積を縮小しても耐久性を維持するため、硬さと緩衝性は重視。100%リサイクルEPSを使用した緩衝材の開発設計に取り組み、欧米などで用いられる「包装廃棄物の特定重金属規制」に準拠した包装が実現した。

SBS東芝ロジスティクスは今後も、輸送効率やSDGs視点での改善、製品企画開発段階までさかのぼった「デザイン フォー ロジスティクス」提案を顧客に勧められるよう努めたいとしている。

 

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