栗林商船は9月12日、グループの合同若手研修「蛍雪塾」を北海道登別市で開催するとともに、グループ発祥の地、室蘭市の栗林商会を訪問したと発表した。
「蛍雪塾」は2024年4月に創設した、グループの社内塾。従業員らがグループの理念や目標を理解し、一体感を醸成、強い組織にすることを目指す。
開催したのは7月29~31日の2泊3日で、北海道、仙台、東京、大阪のグループ7社から21人が参加。平均年齢30歳、平均社歴8年と、今後リーダーシップを発揮することが期待されるメンバーたちだ。
研修では、会社やグループの歴史を学び、「業務の進め方」「20年後の栗林商船グループと課題」について語り合うなどした。
また栗林商会では、栗林和徳社長から、栗林家は135年前に新潟の三条から室蘭に移住したこと、栗林五朔翁が欧米列強に追いつくため鉄の製造、牧畜業、海運業などに挑戦、栗林商船を設立し現在も事業が続いていることなど話があった。
研修後、参加者からは「グループの歴史を直に学び親近感を得た」「このグループで働く誇りを持てた」などの感想が寄せられた。
栗林商船 決算/4~6月の売上高は8.6%増、営業利益3.7億円