三井物産グループの東洋船舶とJDSCは9月30日、業務効率化の新ソリューション「AI番頭」を共同開発したことを発表した。サービス開始は10月1日。
「AI番頭」は、専門性の高い海事産業関連の問い合わせに、蓄積されたデータから回答を出力するもの。これにより、従業者の問い合わせ対応時間の短縮、専門性や知識に依存しない一貫した結果などを得られるようになるという。
本技術の活用により、これまでは高度な知識を有する経験者にしか対応できなかった内容に、経験の浅い社員が対応できる。これにより、業務の平準化と人材活用の幅角拡大、後継者への業務比企辻、知識継承といった業務環境の改善に寄与できるという。
JDSCは今後、「AI番頭」をベースとしたLLMソリューションを普及拡大させていくとともに、蓄積されたデータサイエンスの知見を基に、AIや機械学習、数理最適化などの先端技術を社会実装することで、個社のみならず産業全体の課題解決に取り組んでいく。