国土交通省は12月から、内航フェリー・RORO船ターミナルの荷役を効率化し、ドライバーの待ち時間を削減するため、 敦賀港と大阪港で「ターミナル管理システム」の技術的な検証を行う。
ターミナル管理システムは、ターミナルの入退場管理、シャーシ・コンテナの損傷確認、シャーシ・コンテナの位置管理を行うもの。システムの精度や導入による荷役効率化の効果などを検証する。
具体的には、ターミナル管理システムで正確な読取・記録・出力が行われているか確認する。
また天候や昼夜などの環境条件、車種や車速、連続通行台数などの運用条件によって、読み取り精度やエラーの発生頻度に影響するかを確認。
業務時間やシャーシ滞留時間の削減など、システム導入の効果も計測・分析する。
技術検証の期間は12月から2025年3月までの予定で、実施場所は敦賀港(鞠山南地区)国際物流ターミナルと、大阪港(南港地区)さんふらわあターミナル(大阪)。
国交省では、モーダルシフトに対応するため、ターミナルにおける物流革新が求められる中、ターミナル管理システムの開発に取り組むとともに、現地での技術検証に向け関係機関と調整していた。
トラックドライバーがシャーシ・コンテナを探索する時間や待ち時間が課題となっていることから、情報通信技術を用いて解決を目指す。
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