安田倉庫は11月6日、子会社の日本ビジネスロジスティクスが輸送・保管中の落下等による衝撃の有無を可視化することができる衝撃検知ツール「Shock Eye」を10月25日に新発売したと発表した。
国際輸送などで商品を発送する際、落下や衝撃で貨物破損が発生し、対応に苦慮しているという声が多く寄せられている。また、不特定多数の荷扱い業者が介在する国際輸送において、貨物取扱いの注意を喚起し、乱雑な荷扱いを未然に防ぐ警告ツールが求められていまた。これらの課題を解決し、輸送品質を向上させるために、Shock Eyeの開発に着手したもの。
Shock Eyeを貨物に貼付することで、輸送・保管中の落下による衝撃の有無を可視化することができる。警告ラベルと併用することで、荷扱い作業者への貨物取扱いの注意を喚起し、乱雑な荷扱いによる破損トラブルを未然に防ぐ効果が期待できる。
これにより、輸送品質の向上とともに、「破損などのクレーム件数の減少」、「保険求償手続きの減少」、「トラブルの原因究明、対策立案などのワークロード削減」、「返品手配や再納品に関連する輸送費用や廃棄費用の削減」等のメリットが期待されている。
■ Shock Eye 製品仕様
型式:YG30/P40/R60/LB70/Y80/B90(全6種類)
反応G値:25G~100G
衝撃検知方向:360度全ての衝撃に反応
製品サイズ:Φ5㎝、厚み0.8㎝
製品質量:8g
警告ラベルサイズ:15㎝×12㎝
材質:製品:アクリル樹脂
警告ラベル:紙
使用温度範囲:―20度~60度
繰り返し利用:使い捨て
使用期限:1年間
安田倉庫/4~12月の売上高10.8%増、営業利益2.4%減