プロロジスは11月6日、茨城県古河市でHAZMAT(危険品)倉庫10棟からなる物流施設「プロロジスパーク古河7」開発が決定したと発表した。
開発地は、関東地方のほぼ中央に位置する北利根工業団地内に立地し、国道・高速道路を利用して、東西南北の主要都市・港・空港まで約1時間で到達可能。圏央道「五霞IC」および「境古河IC」からは約10分で、関東全域のみならず、東北方面や関西方面へのアクセスもスムーズだ。さらに、自動車30分圏内には、JR宇都宮線沿線の住宅地があるなど、雇用にも有利な地域だ。
HAZMAT倉庫は化粧品やアルコール類など危険品の保管に適した倉庫で、近年需要が高まっている。
「プロロジスパーク古河7」は様々な用途で利用できるマルチパーパス型ロジスティクスパークとしてプロロジスが開発を進めている「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」のエリア(総敷地面積約17万7000m2)内に開発する。2025年2月着工、2026年2月竣工予定。
「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」では、丸和運輸機関とプロロジスが、9月に「プロロジスパーク古河4」の一部と「プロロジスパーク古河6」全棟について賃貸借契約を締結している。同社は、普通品と危険品を同じ敷地内で一体運用できる利便性を高く評価し、両施設への入居を決定。通販商材の拠点として利用する予定だ。
施設には泡消火設備を装備し、コンプライアンス順守の観点から安全な保管場所の需要が急増しているリチウムイオンバッテリーや化粧品、アルコール類などの保管も対応可能。さらに、奥行5mの庇も備えており、雨天時の荷卸し作業もスムーズに進めることができる。HAZMAT倉庫の開発・運営に約15年のノウハウがあるプロロジスは、様々な方法で、危険品保管ニーズに対応してきた実績があり「プロロジスパーク古河7」の開発により、新たな選択肢を物流・荷主企業に提供する。
なお、マルチパーパス型ロジスティクスパーク「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」では、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク古河4」が稼働中であるほか、HAZMAT倉庫8棟からなる「プロロジスパーク古河6」を開発中。
「プロロジスパーク古河7」の開発により、同地のHAZMAT倉庫は19棟となる。また、先行して開発した隣地の「プロロジス古河プロジェクトフェーズ1」では、10棟のHAZMAT倉庫が稼働中である。物流不動産プロバイダーが、複数棟からなるマルチテナント型のHAZMAT倉庫群を開発するのは極めて珍しい試み。
■概要
名称:プロロジスパーク古河7
開発地:茨木県古河市北利根
敷地面積:約2万2500m2(約6800坪)
計画延床面積:約1万m2(約3000坪)HAZMAT倉庫棟10棟合計
構造:地上1階建て、鉄骨造
着工予定:2025年2月
竣工予定:2026年2月
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