日本コンセプトが11月13日に発表した2024年12月期第3四半期決算によると、売上高135億5200万円(前年同期比2.7%増)、営業利益22億500万円(19.6%減)、経常利益21億4000万円(27.2%減)、親会社に帰属する当期利益14億4600万円(29.4%減)となった。
国内輸送においては、中国内需低迷の影響により1月から3月にかけての業績は厳しい状況だったが、4月に入るとアジアからの輸出を中心にコンテナ輸送による荷動きが全般的に活発化。コンテナ船の積載スペース不足により海上運賃が上昇するなか、ニーズに丁寧に応えたことで第1四半期連結会計期間の遅れを概ね取り戻すことができた。
7月からは海上運賃が下落し始めて値下げ圧力も強まったが、需要を捉えることで、当第3四半期連結会計期間では、ほぼ予算並みの取扱いを確保できている。
一方で、海上運賃が低位安定していた第1四半期連結会計期間の売上高の未達分を完全には取り戻すことはできず、国際輸送の売上高は当第3四半期連結累計期間では予算を下回ることとなった。
通期は、売上高190億8900万円(10.4%増)、営業利益30億7100万円(7.1%減)、経常利益30億2700万円(13.4%減)、親会社に帰属する当期利益20億6600万円(15.0%減)を見込んでいる。
日本コンセプト 決算/1~6月の売上高3.7%減、営業利益25.0%減