日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は、2024年度物流コスト調査の回答を11月29日まで受け付けている。
物流コスト調査は、通商産業省(現・経済産業省)が定めた「物流コスト算定活用マニュアル」に基づき、荷主企業(子会社を含む)の売上高に占める物流コスト比率などについての調査を毎年実施しているもので、製造業や流通業(卸売業・小売業)などから多数の回答を得ている。
物流コスト調査に参加することで、企業は「自社の物流コストの見える化につながる」「荷主の物流コストについての基礎的なデータが入手できる」「同業種とのベンチマーキングができる」などのメリットを得ることができ、2024年問題対応の一環として、自社物流の現状確認としても活用できる。
調査報告書では、荷主企業の対売上高物流コスト比率の推移、物流コストの業種別動向、ロジスティクスKPIの動向、物流コストの値上げ動向、物流施策の実施状況、2024年問題の影響などを取り扱う予定。また、国の統計データに基づいた日本全体のマクロ物流コストの推移も毎年掲載している。
調査に回答した企業には後日、事務局から調査報告書を進呈する。
■問い合わせ
日本ロジスティクスシステム協会
物流コスト調査担当:三谷(みたに)
E-mail:mitani@logistics.or.jp