日本GLPは12月18日、GLP Capital Partners Limited(GCP)が運用する日本最大規模のオープンエンド型私募物流ファンド「GLP Japan Income Fund(JIF)」が、「GLP ALFALINK 茨木1」の取得を目的とした資金調達において、日本格付研究所(JCR)より、サステナビリティファイナンス・フレームワーク最上位となる「総合評価SU 1(F)」の評価を取得したと発表した。
なお、評価は「ALFALINK」ブランド全般に対するものであり、不動産デベロッパーとしてブランド単位での評価を取得するのは今回が初めて。
GLPグループが運営する「ALFALINK」 は 、「 Open Hub」「 Integrated Chain」「 Shared Solution」をコンセプトとした創造連鎖する物流プラットフォーム。このコンセプトに基づき、「開かれた物流施設」を目指して、最先端の設備やサービスを提供し、業界に先駆けたビジネス共創と地域共生の取り組みを促進している。これにより、物流施設の進化、物流業界の認知、物流業界の課題解決、そして地位向上への貢献を目指している。
「ALFALINK」施設では、託児所やカフェテリア、空調設備などの整備を通じて労働環境を改善し、「GLPコンシェルジュ」サービスを通じた入居企業の業務改善をサポートしている。また、テナント企業間の共同配送の企画推進や、地域活性化を目的とした「サマーフェスタ」などのイベントを開催するほか、自治体との災害協定の締結や防災イベントによる地域社会の災害レジリエンス向上など、施設の運営・開発に関わるステークホルダーと真摯に向き合い、持続可能な経済と社会の発展を目指している。
評価においては、「ALFALINK」ブランドが幅広いステークホルダーに対してポジティブな効果をもたらし得るとされた。日本GLPは今後も社会的インパクトの実現に貢献するため、積極的なESGアクションの推進に取り組んでいくとしている。
「ALFALINK」ブランドに係るサステナビリティファイナンスでは、グリーン適格クライテリアおよびソーシャル適格クライテリア双方の要件を満たす資産の建設・取得が対象とされるところ、「ALFALINK」を構成する全棟がそれら要件を満たすこととなる見通し。
今後もGLPグループおよびGCPは、高品質で持続可能な先進的物流施設の開発を通じて、地域社会に対してポジティブなインパクトを与えることを目指すとしている。
日本GLP/約900人参加、GLP ALFALINK 茨木 街びらきイベント開催