NXHDは12月23日、日本通運がJR東日本物流の提供する新幹線荷物輸送サービス「はこビュンQuick」を利用した新たな輸送サービス構築に向け、トライアル輸送を実施したと発表した。
「はこビュンQuick」は、高速性と定時性に優れた新幹線の特長を生かし、急ぎの荷物を緊急輸送するサービス。当日発車30分前まで受付できる。
これを即日配達に活用しようと、日本通運がモーダルシフト推進に向け、JR東日本物流と鉄道利用運送契約を締結し、新サービス化を目指す。
18日に行ったトライアル輸送では、機械系保守パーツを緊急輸送した。
まず日本通運が、都内拠点に保管している顧客の製品を東京駅まで輸送。
JR東日本物流は、新幹線輸送と着駅から宮城県仙台市にあるエンドユーザーまでのラストワンマイル配送を実施した。
トライアル輸送の結果、自動車輸送と比べて所要時間は約0.5~1時間短縮し、CO2排出量は約95%削減、トータルコストも削減できたという。
今後、日本通運は、トライアル結果の検証を進め、環境に配慮した即日配達の需要に応えるサービスとして、早期の商品化を目指す。