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花王/キリンビバレッジと拠点間輸送開始、CO2排出量15%削減

2025年01月22日/SCM・経営

花王は1月22日、キリンビバレッジと2月より、両社の物流拠点間の往復輸送の協業を開始すると発表した。

<輸送区間イメージ>
20250122kao - 花王/キリンビバレッジと拠点間輸送開始、CO2排出量15%削減

従来の輸送ルートをつなげ、空車となっていた戻り便のトラックを活用することで、輸送効率化と、CO2排出量削減に貢献する。

協業は、花王の川崎物流センター(神奈川県)から更埴物流センター(長野県)と、キリンビバレッジの子会社である信州ビバレッジの工場(長野県)から、キリンビバレッジの川崎物流センター(神奈川県)への輸送後の空車区間を組み合わせたルートを利用する。協業開始にあたっては、輸送工程などの確認を経て、段階的に配送量を増やしていく。

キリンビバレッジとの協業は、「荷主として輸送実績データを保有し、利活用できること」、「戻り便で積載できる物量が確保できること」、「つなげられる輸送区間が存在すること」、といった条件が合致し実現に至った。

各社の片道輸送をつなげることで、輸送トラック台数(年間延べ300台以上)および、CO2排出量の削減(該当区間において約15%減)に貢献する。さらに共同輸送区間の拡充も検討していく。今後も、社会課題解決に向けて業界の垣根を越えた物流協業を広く進める。

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