ニップンは1月30日、子会社となる予定の畑中食品の冷凍食品新工場を鹿児島県出水市に建設すると発表した。
同社の家庭用冷凍食品事業は、単身世帯の増加、時短・簡便ニーズの高まりを背景に、おいしさを追求したマスターブランド戦略が奏功し、オーマイプレミアムをはじめとする個食パスタや1食完結型のワンプレート商品の出荷が伸長している。
今後の需要拡大を見据え、供給体制の更なる増強が不可欠と考え、新工場建設の決定に至ったもの。
投資額は170億円。新工場では、自動化技術の導入による更なる省力化の推進に取り組み、その製造能力は同社およびグループ会社の冷凍食品工場において食数換算で最大規模となる予定だ。
2022-2026 中期目標における成長領域の一つとしている冷凍食品事業の供給体制を更に強化していくとしている。
■畑中食品新工場概要
所在地:鹿児島県出水市平和町520番地
敷地面積:約4万2600m2
投資額:170億円
生産能力:1億1400万食/年
生産品目:家庭用冷凍食品
竣工時期:2026年度末(予定)
ニップン/小麦粉など一部家庭用製品の価格改定 物流費も理由に