フェデラル エクスプレス コーポレーション(フェデックス)は2月19日、航空貨物運送状(AWB)の作成時に輸入者と荷主の間でのシームレスな連携を実現し、顧客の輸入プロセス簡素化と、国際物流における効率を向上させる、「共同出荷ツール」の提供を開始すると発表した。
この共同出荷ツールの主な利点は、まずシームレスな連携と柔軟性の向上だ。輸入者は航空貨物運送状(AWB)の作成プロセスを荷主と共有でき、荷主は荷物の詳細を確認・編集し、都合に合わせて集荷日時を指定できる。これにより、貨物データの正確性が向上し、集荷の成功率が全体的に高まり、出荷の遅延が最小限に抑えられる。
また、可視性の向上では、輸入者は集荷のプロセスをリアルタイムで把握でき、貨物に対するより高い透明性と管理が確保される。
ユーザーエクスペリエンスの向上 も大きな利点だ。このツールはシンプルで直感的に設計されており、輸入者と荷主の双方にとって輸入プロセスがより容易かつ効率的になる。
このツールで、輸入者は航空貨物運送状(AWB)の作成プロセスを荷主と共有でき、荷主は出荷の詳細を確認し、準備状況に基づいて集荷のスケジュールを設定することができる。この連携機能により、貨物の集荷成功率を向上させ、輸入プロセスの効率化を実現することが可能だ。
アジア太平洋地域 マーケティング&カスタマーエクスペリエンス担当のサリル・チャリ上級副社長は、「グローバルサプライチェーンがますます複雑化する中、企業は競争力を維持するためによりスマートな物流ソリューションを採用する必要がある。フェデックスは、デジタル活用で顧客が課題を予測し、変化する市場に対応できるように支援を続ける。共同出荷ツールは、輸入者と荷主のシームレスな連携を促進し、企業のサプライチェーンの最適化と効率化を可能にする。我々は、輸入のプロセスを簡素化することで、単に輸送業務を改善するだけでなく、物流の未来を形作っている」と述べている。
フェデックス/アジア太平洋地域とインド・欧州間のフライトを追加