プロロジスは6月11日、千葉県千葉市で運営中の物流施設「プロロジスパーク千葉1」の敷地内に系統用蓄電池(発電所や送電線など電力駅頭に直接接続する蓄電池)の設置を計画していると発表した。
設置工事は2025年12月より開始、工事完了後の2026年4月より、容量市場、卸電力市場、需給調整市場といった各電力市場に参入する予定だ。なお、物流施設への系統用蓄電池の設置は、国内不動産事業者としては初の取り組みとなる。
同社のエネルギー事業室が積み上げてきた実績によるノウハウと、遊休地の活用、リスクを抑えた迅速な事業化が可能な点などが、事業への投資を決定した理由だという。今回の取り組みにより、電力の安定供給、価格高騰リスク低減など、電力システム全体の安定化を狙う。
プロロジス/愛知県東海市で16万m2のマルチ型施設着工へ、隣接地にBTS型も