RENATUS ROBOTICS Inc.(レナトスロボティクス)は5月11日、米国テキサス州とカリフォルニア州で無人倉庫の建設計画を発表した。
建設予定の「RoboHouse Dallas」と「RoboHouse Los Angeles」では自社開発の自動倉庫システム「RENATUS」をはじめとする複数の自動化設備を用いた半無人ディストリビューションセンターを建設。アメリカ国内のEC発送センターとして3PLサービスを提供することになる。
プロジェクトの概要は、RENATUS ROBOTICSが展開する発送センターRoboHouseで、自社開発の自動倉庫システム「RENATUS」を軸に、ピッキングロボット「ADAM」や、現在開発を進めているヒューマノイドロボット「TOMODACHI (仮)」など、最先端の自動化設備を導入する。
これらの無人技術を活用することで、人によるオペレーションと比較して人件費を1/30以下に圧縮し、3PLサービス価格を業界平均より10%以上低く抑える。
RoboHouseの初号拠点は2026年中の稼働開始を目指し、現在準備が進められている。同施設は特にEC事業者を対象に、発送代行などの物流アウトソーシングサービスを提供する。
RENATUS ROBOTICSでは、アメリカ国内向けに発送するRoboHouseのユーザ企業を募集している。
なお、RENATUS ROBOTICSは、テキサス州とカリフォルニア州を皮切りに、RoboHouse拠点をさらに増やし、北米全域における無人倉庫ネットワークの構築を目指している。
これにより、消費者がより安く、迅速に、かつ安定した品質でEC商品を受け取れる社会を実現することを目標としている。
また同社は、他の物流企業にもこの自動化・無人倉庫技術を展開し、物流業界全体の発展・革新に貢献していくことを視野に入れている。
RENATUS ROBOTIC/日本開発拠点を愛知に移転 東京本社も継続