八木建設(埼玉県本庄市)は9月2日、久喜市で「DVC久喜物流センター新築工事」を着工したと発表した。
施主はDVC久喜特定目的会社。8月19日に地鎮祭を行い、予定では2026年9月に竣工する。
施設は延床面積は7090m2で、鉄骨造2階建ての倉庫棟と木造2階建ての事務所棟からなる賃貸用倉庫。「加須IC」「久喜IC」から30分圏内の立地を生かし、今後の流通需要に応える。
倉庫は東西に分割し、2つのトラックバースを各社が専用利用できるようにする。また、エレベーターを備え、荷物の搬出入を効率化。トラックバースにはひさしを設置し、ドライバーが快適に待機できる環境も整える。
久喜市に建設する背景としては、EC市場の拡大や即配サービスの普及により、都心部の大規模倉庫だけでは対応できない物流ニーズの高まりがある。
都心に比べ地価の抑えられる埼玉県北部や群馬・栃木南部では、小~中規模の物流倉庫によって効率的な物流網を整備することが求められているという。
■施設概要
名称:DVC 久喜物流センター
所在地:埼玉県久喜市高柳字溜井2927-1 他10筆
敷地面積:5846.82m2
建築面積:3900m2
延床面積:7090m2
構造:倉庫棟 鉄骨造2階建、事務所棟 木造2階建
主要用途:賃貸用倉庫
アクセス:東北自動車道「加須IC」約4.5㎞、「久喜IC」約7.0㎞、圏央道「幸手IC」8.3㎞、「五霞IC」8.2㎞、宇都宮線・東武伊勢崎線「栗橋駅」約2.0㎞
工期:2025年8月着工、2026年9月竣工予定
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