ロジスティードは10月27日、グループが開発・サービス提供する安全運行管理ソリューション「SSCV-Safety」に関する特許を新たに取得したと発表した。
発明のポイントとなったのは、ドライバーの業務状態(運転以外の状態を含む)を取得し、バイタルデータ、特に自律神経のデータを業務状態と関連付けて解析することで、事故リスクの予測精度をさらに向上させる技術。バス、タクシー、鉄道、航空などさまざまな運転業務従事者に対して、業務特性を加味した上で事故リスクを予測することができることから、高精度な見守りが可能となり、長距離トラックや夜行バスのような不規則な運行を伴う場合にも、休憩や仮眠などの状況を踏まえて事故リスクを解析できる。
SSCV-Safetyは、ドライバーの運行前後および運行中の生体データとドライブレコーダーや車両の挙動などから取得した運転データをAIで分析し、ドライバー自身が気付くことができない「疲労」や「ストレス」を可視化することにより、漫然運転に起因する事故を未然に防ぐソリューションで、事故リスクを定量化する技術や走行データに基づき運行を振り返り・評価する可視化技術を開発し、これまでに国内16件、海外14件の特許を取得している。
■特許の概要
発明名称:運行管理補助システムおよび運行管理補助方法
特許番号:特許第7741648号
登録日:2025年9月9日
特許権者:ロジスティード
発明の内容:ドライバーの業務状況(荷積み、荷卸し、待機、休憩等)に基づき、当該状況に応じた事故リスクを推定
MY MEDICA/ロジスティードと連携、バイタルデータから健康起因事故ゼロを目指す
