寺岡精工は11月5日、計数した部品の袋詰め作業を自動化・省人化する製品「GTS-100」を販売開始したと発表した。
袋詰め包装機「GTS-100」は、専用の投入口から計数した部品を投入するだけで、 袋詰め、袋の溶着(シール作業)、袋への現品票印字をまとめて自動化する。 袋詰め作業を自動化することで 包装後の仕上がりを均一に揃えられるのはもちろん、複雑な操作を行わないので、操作説明や手順のレクチャーも不要に。業務効率化、品質改善といった悩みにも応える新製品だ。
また、袋詰め作業の工数を減らしながら作業時間も短縮する。部品の計数、袋包装を手作業で行った場合の1回あたりおよそ22秒の作業時間を、18秒ほどに短縮可能。
設置場所にこだわらない幅広い使い方も可能だ。「DC連動で計数情報を連動して現品票を印字、在庫管理に活用」、「品物をスキャンして商品マスタを呼び出し、バーコードを印刷して販売するための商品ラベルとして活用」、「商品単体だけでなく、部品と同時に製品説明書やカタログをまとめて袋詰め」等の使い方もできる。
さらに、高性能カウンティングスケール「DC-450」と連動することで、部品のマスターデータと連携し、計数する部品の名称、数量といった「計数情報」を そのまま袋に印字することができる。連動することで計数情報を入力する作業が不要になるため、 「計数 ⇒現品票印字 ⇒袋詰め」の工程をよりスムーズに、作業者一人でも効率的に行えるようになる。

