GROUNDは3月25日、NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)のグループ会社、日本通運へ自律型協働ロボット(AMR)「PEER(ピア)100」を導入したと発表した。
日本通運では、先進的なロジスティクスロボットや作業補助機器の導入と職場環境の整備を通じて、これまで働くことが困難だった人々の障壁を取り除くことを目指す「誰にもやさしい倉庫」プロジェクトを推進している。この取り組みでは、電動車いす、追従ロボット、AMR(自律走行搬送ロボット)を活用し、最先端の物流施設の構築を目指しており、今回の導入はその一環として実施されたものだ。
導入された「PEER 100」は3台で、物流施設内のピッキング作業や工程間搬送を支援する。プロジェクトでは、広い施設においてステーションから出荷場所までの無人搬送を行うことで、スタッフの歩行距離を削減し、作業負担の軽減に貢献するという。また、「PEER 100」を含むさまざまなソリューションを組み合わせることで、歩行が困難な人も施設内作業を行える環境を実現している。
GROUNDは、2024年より自社開発の物流施設統合管理・最適化システム「GWES」をNXグループのグローバル標準倉庫管理システムと連携、人員配置と在庫配置の最適化を支援している。同社は今後も「PEER」シリーズのさらなる導入を進め、プロジェクトの複数拠点展開を支援するとともに、多様な従業員が働きやすい環境の整備に貢献していくとしている。
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