住友林業/物流子会社が共同配送サービスの対象範囲にリフォーム現場追加

2025年12月10日/3PL・物流企業

住友林業は12月10日、100%子会社のホームエコ・ロジスティクスが展開している建築現場の配送効率化スキーム「JUCORE(ジュコア) 物流」の対象範囲に、これまでの新築戸建てと集合住宅の建築現場に加え、リフォーム現場にも拡充したと発表した。

<「JUCORE物流」の概念図>
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「JUCORE物流」は、商物分離を徹底して異なる仕入れ先の住宅資材を混載する共同配送で輸送を効率化。従来は各納品現場に建材メーカーがそれぞれ住宅資材を配送していたため配送頻度が高く、納品現場の荷受け負担が常態化し工期にも影響していたが、「JUCORE物流」では工期に応じた物流計画に基づき、配送センターで住宅資材を集約して共同配送することで、従来と比較し配送便を約60%削減。納品現場の荷受け負担を軽減し、配送コストの約10%削減につなげている。

時間指定配送、多層階への階上げ搬入、無人納品(指定場所への置き配)など、各納品現場の要望にきめ細かく対応。対象地区は首都圏一都三県と関西京阪神地区で、18か所の配送センターから各納品現場の希望納期に応じ配送する。

配送センターは首都圏一都三県に11か所、関西京阪地区に7か所設置。輸送距離が短くなるよう配送センターを半径10~20㎞の範囲内に配置し、各納品現場への配送時間の短縮や急な資材変更、追加配送などのニーズに対応するとともに、トラックの稼働率も高めている。

<配送センター拠点一覧>
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今後は、2026年に東海地方、2030年までに福岡県でのサービス展開を目指す。

住友林業/建築現場の配送を効率化、配送コストを軽減する物流を関西圏で実施

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