コメリは10月28日に発表した2026年3月期第2四半期決算短信によると、現在の関西流通センターを移転拡張し、「コメリ(新)関西流通センター」を2026年春に稼働予定と発表した。
2024年4月23日に、和歌山県橋本市で開発を進めると発表していた大型物流拠点「コメリ(新)関西流通センター」は、同年6月に着工し、2025年度内に稼働予定としていたもの。延床面積が7万8884m2、投資額は約120億円(土地建物・機械設備・システム関連)となっている。
センターが稼働すると、同社グループ国内12か所の物流拠点の中で最大規模となる。省力化・省人化を目的とした新たなシステムを導入することで、構内作業および店舗作業の効率化が図られ、他センターへ波及させることで更なるローコスト運営を実現していくとしている。
また、物流の2024年問題への対応を契機に、同社の各物流センターでは納品車両への時間指定を行い、車両待機時間の削減に努めている。その一環として、納品受付専用のアプリを開発し、納品車両の待機時間を従来の平均25分から5分に短縮している。
なお、同社の物流事業は生産から販売までの社会的コストを圧縮することを目的として、連結子会社の北星産業が担っている。
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