長谷工総合開発と長谷工コーポレーションは12月15日、千葉県市川市で開発を進めていた「市川市加藤新田冷凍冷蔵倉庫プロジェクト」が9月に竣工したと発表した。
「市川市加藤新田冷凍冷蔵倉庫プロジェクト」は、地上4階建て、延床面積約1万3635m2のBOX型冷凍冷蔵倉庫。
首都高速湾岸線「千鳥町インターチェンジ」より約1.4km、東京都心部まで約15kmでアクセス可能で、保税倉庫申請と動物検疫の検査を両方受けられる希少な冷凍冷蔵物流エリアに位置している。
各階の床荷重を2.0t/m2とし、2・3階の天井高を7.0m、4階の天井高を6.0mとし荷物を高積みできる設計にしているほか、バース部分(荷役スペース)には、冷凍冷蔵コンテナ車専用電源、トラックの荷台と倉庫床面との高さを調整するドックレベラーなど、作業の効率化や安全性を向上する設備を備えている。
主要設備であるキュービクルを2階に設置することで、水害や液状化などの災害リスクにも対応した設計だ。また、環境面ではフロンガスの排出量を抑制するために自然冷媒を用いた空調設備を導入、CASBEE認証を取得している。
また、長谷工総合開発は、同エリアにて新たに「市川市加藤新田IIプロジェクト」を開発予定だ。
■概要
名称:市川市加藤新田冷凍冷蔵倉庫プロジェクト
所在地:千葉県市川市加藤新田202-14
敷地面積:6672m2(約2018坪)
延床面積:1万3635m2(約4125坪)
構造・規模:耐震S造、地上4階建て、BOX型
事業主:長谷工総合開発、長谷工コーポレーション
設計・施工・監理:奥村組
着工:2024年3月
竣工:2025年9月
テナント:南日本運輸倉庫
南日本運輸倉庫/千葉県市川市で1.3万m2、保税と冷凍冷蔵の複合型施設が稼働



